かしの木山生物倶楽部 > 日誌index > 日誌20170212


2017年  2月 12日    < 前の日誌へ > < 次の日誌へ >                               


今日はかしの木山野鳥クラブの観察会に

お邪魔しました。

観察会と言っても、本日は巣箱の掃除が

メインです。

ハシゴをかけて昇り降り、結構たいへんそう。



































この巣箱にはシジュウカラの卵が6個残って

います。

何かがあって営巣を途中で放棄したのか、

親鳥に事故があったのか。



































中身が有るので、捕食者に卵が襲われた

という事ではないようです。







































他の巣箱。

この巣箱では、カニグモの仲間と









































アシダカグモが越冬していました。









































これはクヌギカメムシの卵。









































ちなみにこれがクヌギカメムシの成虫。

今の季節は見られません。







































これは巣箱で越冬していたヨコヅナサシガメ

の幼虫。









































成虫になるとこんな感じです。











































なぜかコクワガタの死骸のあった巣箱。

雌のように見えますが、栄養不足の

顎の小さい雄です。

コクワガタは越冬できるクワガタですが、

越冬しようとして力尽きたのでしょうか。





































雛の死骸のあった巣箱。

逆に考えると他の雛たちは無事に巣立つ

ことができたのでしょう。





































巣箱ではありませんが、フクロウのペリット

だそうです。

骨と毛があります。



































骨の中で種類を特定出来そうな下顎骨が

ありました。

どうもアカネズミの下顎骨のようです。

野ネズミを食べたフクロウのペリットという

ことで間違いないようです。



アカネズミの臼歯は上下左右それぞれ3本ずつ。

歯を額骨から抜かなければわかりませんが

上顎の臼歯は歯根が3本。

下顎は歯根が2本ということなので、

抜いて観察するべきでした。

これは下顎なので3本の歯の歯根はそれぞれ

2本となるはずです。

















以前よりかしの木山にはアカネズミが棲息

していることを確認しています。









































巣箱の掃除を見せていただいて、色々とおもしろい観察ができ楽しかったです。

池でヤマアカガエルの声が聴けました。観察会で聞けた人、何人いたでしょうか。

控えめな声でしたから。












< 前の日誌へ > < 次の日誌へ >

< 日誌indexへ >