コゲラ コゲラがハラビロカマキリの卵を食べていました。 小鳥の多くが冬の蛋白源としてハラビロカマキリの 卵(卵鞘)に頼っています。 このハラビロカマキリは草原が育んだ生き物であり 結局のところ草原が冬の小鳥を支えているとも 言えます。 |
ハラビロカマキリ かしの木山の生態系に欠かせない存在の ハラビロカマキリですが、最近穏やかでない 話を聞きます。 外来種のムネアカハラビロカマキリが徐々に 広まり、在来のハラビロカマキリを駆逐している とのことなのです。 近隣では秦野市、川崎市でも報告され、 更に町田市でも発見されたということです。 この時季、成虫は見られませんが、 卵である卵鞘の形も特徴があるので 見分けることができます。 写真のように卵鞘全体の底面が木や壁に 張り付いているものは在来のハラビロカマキリの ものです。 これに対しムネアカハラビロカマキリの卵鞘は 斜めに立ち上がるような形をしています。 |
心配になり確認して歩きました。 これも在来。 |
形が少し違うので一瞬焦ったのですが、 これも底全体がくっついているので在来種。 幸いムネアカハラビロカマキリと思われる卵鞘は 見つかりませんでした。 蝶などと違い飛翔能力の低いカマキリは、 市街地の中の孤島のようなかしの木山には 入りにくいとは思うのですが、今後とも注意して いきたいと思います。 |
ツクツクボウシの抜け殻 去年の夏のセミの抜け殻がまだ付いていました。 |
アサギマダラの幼虫 元気でいましたが食草のキジョランが 弱々しくて心配です。 蛹になるまでもってくれますでしょうか。 |
ナナフシの幼虫 見慣れない虫がいたのですが、 形を見るとナナフシのようです。 卵ではなく幼虫の形で冬越しを するのですね。 知りませんでした。 |