かしの木山生物倶楽部 > 日誌index > 日誌20100710



2010年 7月 10日



先週まで樹液がたっぷり出ていて、たくさんの虫が集まっていた場所なのですが、なぜか樹液は止まり虫もいなくなっていました。




ショウジョウトンボの雌。真っ赤な雄に比べると地味です。




羽化して間もない雌。




オオクモヘリカメムシ。




原始的な昆虫イシノミの仲間。
ヒトツモンイシノミ。




灰色のものばかりだと思われていたかしの木山のサワガニですが、赤いタイプもいました。




ヤマアカガエルは林の中の暮らしに移っています。





ホタルガ。 ヒサカキが食草。
卵を産みに来たものと思われます。





サムライアリの奴隷狩りが決行されました。
サムライアリの奴隷狩りについては特集記事に記載がありますので御参照ください。





写真は撮れませんでしたがニイニイゼミが鳴いていました。
今年初めての蝉の声でした。





園内の数箇所にこの立て札が設置されました。
本当は、子供達には自由に虫取りの出来る環境として提供してやりたいところです。
本来、子供が捕ったくらいで虫は減るものでなく、環境が悪化することにより虫は減るのですから、
むしろ、昆虫採集などを通して、自然に親しむ子供の心を育むべきではあります。

しかしながら、園を取り巻く環境として周りの緑は減る一方。
島として点在するようになってしまった限られた緑では、子供達の虫取りさえも、その地域での生き物を絶滅に追い込む可能性があります。
実際、ノコギリクワガタはかなり減ってしまったようです。
子供達に自然に親しむ環境を残してやりたいと頑張って来た愛護会としては苦汁の決断ですね。







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