かしの木山生物倶楽部
サムライアリの奴隷狩り
サムライアリの奴隷狩り
サムライアリは自分たちの身の回りの世話をさせる為に、奴隷とするクロヤマアリを狩りに集団で出掛けるのです。
夏の昼下がり、偵察部隊の情報を得て、それは突然始まります。
出撃の総数、数千匹。
pm 14:38
数十メートルの遠征後、目当てのクロヤマアリの巣に侵入。
pm 14:57
殺到すると入り口も見えなくなります。
pm 14:59
侵入からややあって、略奪した獲物を運び出してきます。
獲物はクロヤマアリの繭。
pm 15:01
幼虫も。
繭から出た蛹もあります。
出る時も殺到すると詰まったりして、結構マヌケです。
pm 15:03
意気揚々と獲物を自分の巣に運びます。
pm 15:18
pm 15:20
続々と運び込まれる獲物たち。
pm 15:25
およそ1時間でサムライアリのミッションは終了しました。
こうして略奪されたクロヤマアリの繭や幼虫は、サムライアリの巣で成虫となり、そこを自分の巣だと思い込み、サムライアリ達に奉仕するのでした。
サムライアリの顎は、曲がった針のような形をしており、噛み合わせる事は出来ません。
繭や幼虫を運ぶだけの為にあり、自身で餌を捕ることも食べることもできません。
一方、クロヤマアリの顎は細かいキザミが有り、しっかり噛み合わせることが出来ます。
サムライアリは、このクロヤマアリの介助が無ければ生きられない存在でもあるのです。
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