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土壌動物の採集

土の中を棲みかとし、落ち葉などの分解などに携わる生き物を土壌動物といいます。
ミミズや昆虫の幼虫、ヤスデの仲間など比較的大型の生き物から、バクテリアなどの微生物まで含まれますが、
ここではその中間的なサイズの生き物を扱います。

このサイズの土壌動物を採集するために一般に使われるのはツルグレン装置と呼ばれるものです。
大きな漏斗上の器具の上に篩い(ふるい)となる網を置き、その網の上に土を載せ、さらにその上から白熱灯を灯し、
乾燥を嫌う生き物を下に追いやります。
下に下に逃げる生き物はやがて篩いを潜り落下し、漏斗で集められる仕組みとなっています。

大学で使うようなりっぱな装置が市販されていますが、高価で大掛かりなので、普通は使えません。
ペットボトルなどを利用した簡易ツルグレンがネット上によく紹介されています。
しかし、もっと使い勝手のよい私のオリジナルアイデアの簡易ツルグレン装置を御紹介します。
名付けて、メガホンツルグレンです。
その名の通り、100円ショップで購入した塩ビのメガホンを使います。



メガホンを二つ用意します。
一つは無加工で使います。
もう一つはスタンドとして使う為に写真のようにカットします。





このように重ねます。





採集用のカップを用意し、





ここにセット。
中にはアルコールを入れておきます。




やはり100円ショップで用意したザルに土を入れ、




ここにセット。




作業用の電灯を載せます。




点灯して数時間、土を乾燥させると、アルコールのカップにたくさんの土壌動物が落ちています。




実際に捕れた土壌動物の観察は観察編へ

観察編

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