かしの木山生物倶楽部 > 日誌index > 日誌20100330



2010年 3月 30日

いろいろありまして中断していた日誌の作成、これより再開いたします。

久し振りのかしの木山ではシジュウカラが盛んに囀っていました。
恋の季節です。




ツグミがシベリアに帰る日も近そうです。




エナガの巣は外装工事が既に終わっていました。
早かったですねぇ。




右手に回ると巣の入り口が見えました。
内装用の鳥の羽を集めています。
逆光の為、撮影困難。
いったん撤収しました。




午後2時になって出直しました。
光もいい具合に回っています。
見ていると大量の羽毛を持ち込んでいます。




顔が見えないほど沢山くわえてきます。
1羽が中にいる間、もう1羽は止まり木で待機。
しかし、ここはカラスに見つかりそうで心配です。
人通りに近い方が営巣の成功率が高いという事もあるのですが。




正統なるバーダーから見れば、野鳥の営巣を撮影するなどという行為は許されない事となりましょう。
記録として撮るべきか、撮らざるべきか、初めてデジスコでツミの営巣を記録して以来、ずっと問われ続けて来たように思います。
撮影に否定的な人も、写真資料に頼ることもあるという事実もあります。
ストレスを与え、営巣放棄に追い込むなどというのは論外ですが、対象を見ないで、生態を詳しく知らないで、その生き物のくらしを守ってやることが出来るのでしょうか。
特に人に管理される公園と言う施設の中で営まれる生き物の暮らしは、人が知っていないとたやすく壊されることもあります。
ストレスを殆ど与えずに記録が取れるなら、それはとるべきであると私は考えます。
かしの木山で営まれる生き物の暮らしを、多くの愛護会会員、一般市民が知るべきだと考えています。
正統なるバーダーからは、とんでもない考えであると否定されることかも知れません。
しかし、何も知らないままの人々がこの環境を守ってくれるとは思えないのですが。



日誌indexへ