かしの木山生物倶楽部 > 日誌index > 日誌20090620



2009年 6月 20日

まずは先週のエサキモンキツノカメムシの位置を確認しておきます。




先週撮影した日の夜、かなり強い雨が降り、母虫達の大部分は力尽き流されてしまったようです。
母虫がいなくなっても、卵は孵り幼虫は成長し二齢虫になっていました。
ここで不思議なことが起きました。
一番成長の早く、先週すでに一齢虫だった筈の右の葉先のものが卵になっています。
母虫は無事残っているようですが卵を産みなおしたとでもいうのでしょうか。




個体識別を試みました。
こちらが先週の母虫のもの。
細かい斑点の位置を比べて見ます。




こちらが今週のもの。
矢印で示した辺りがわかりやすいのですが、これは別の個体です。
つまり先週すでに幼虫になっていたここの親子は、共々流されてしまい、
新たな母虫がやって来て卵を産んだという事が分かりました。




母のいない一齢虫の兄弟グループもいました。




無事流されずに残った母虫もあり、二齢虫が守られていました。
二齢虫はまもなくここから巣立って行きます。




ススキの上ではセマルトラフカニグモが休んでいました。





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